マトリックス支援レーザー脱離イオン化四重極
イオントラップ飛行時間型質量分析装置
島津製作所製KRATOS・ AXIMA-QIT
利用案内(広島大学利用者向け)

○下記設備は大学連携研究設備ネットワークへ登録されている本学 構成員のみが利用できる学内共同利用装置です。(学外からの利用はできません)

分類機器名設置場所設備
管理者
簡易予約
質量
分析
装置
(遺伝子)
飛行時間型
質量分析装置
島津製作所製
KRATOS
AXIMA-QIT
自然科学
研究支援
開発センター
遺伝子
実験部門2F
山口 信雄
川田 裕美
簡易予約
リンク
(学内専用)

以下の案内に同意の上、ご利用下さい。

概要

装置の特徴

イオン化にはマトリックス支援レーザー脱離イオン化法(MALDI)が、質量分析には飛行時間型質量分析法(TOF-MS)がそれぞれ使われている質量分析装置です。
マトリックスと呼ばれる、レーザー光を吸収し、そのエネルギーを試料に与える低 分子と試料を混合し、乾固させます。そこにレーザーを照射し、飛び出してきたイオ ンに高電圧をかけ加速、一定距離を飛行させ、検出器までの到達時間の差によってそ の質量を求めます。

仕様
MSMS/MS
分析質量範囲50~12000Da50~6000Da
質量分解能6000以上(FWHM)6000以上(FWHM)
質量精度±20ppm以内±20ppm以内

測定には測定用プレートにキャリブレーション(指定のもの)、サンプル、マトリックス(指定のもの)をのせて乾固させたものをお持ち下さい。
測定用プレートは貸し出しを行っております。
 (紛失・過失による破損の際は、ご自身で同じ物を購入して返納して頂きます。)
サンプルプレート(島津製作所、384ウェル、厚2mm、223-25114-05、約60,000円)

装置を初めて利用される場合

自然科学研究支援開発センター遺伝子実験部門に登録されている他の装置同様に,年度毎に利用登録を行わなければご利用できません。
(遺伝子実験部門利用登録をご参照下さい。)
○利用にあたり相互利用(セルフ測定)の予約は,大学共同利用機関法人・自然科学研究機構・分子科学研究所にて管理されている予約システム「大学連携研究設備ネットワーク」にて行って下さい。(研究設備サポート[共同利用申込み方法]をご参照下さい。)
○利用にあたり依頼測定の予約は,大学共同利用機関法人・自然科学研究機構・分子科学研究所にて管理されている予約システム「大学連携研究設備ネットワーク」にて行って下さい。(研究設備サポート[共同利用申込み方法]をご参照下さい。)

○装置を初めて利用される方は設備管理者からマトリックス支援レーザー脱離イオ化 四重極イオントラップ飛行時間型質量分析装置の講習を受け、利用資格を得て下さい。
利用資格がなければ装置の利用はできません。

質量分析装置QIT利用講習申し込み方法

cgswww at hiroshima-u.ac.jp((at)は@に読み替えてご使用ください。) 宛に「質量分析装置QIT利用講習希望」の件名で(1)受講者氏名、(2)受講者所属・身分、(3)利用責任者、(4)利用責任者所属、(5)受講希望日時(複数の候補日をお願いします)を記入してメールをお送り下さい。
確認のメールを返信します。
利用講習は平日9:00~もしくは14:00~(2~3時間程度)です。
○予約に先立ち、装置の利用資格申請を行って下さい。

相互利用(セルフ測定)

予約について

○機器の予約は、上記簡易予約リンクより、2日前までに行って下さい。
○利用予約日の2日前まではキャンセルが成立しますが、その後は原則100%のキャンセル料が発生しますので、ご注意ください。
○予約単位は1時間です。必要な時間を予約して下さい。

利用について

利用時間 原則として平日9:00~17:00(応相談)
○上記以外の利用については担当者に予めご連絡ください。
         
スタッフ メール 連絡先
山口 信雄 cgswww at hiroshima-u.ac.jp
メールアドレス(at)は@に
読み替えてご使用ください。
082-424-4630
○平日16:00~翌10:00の間,玄関はオートロックされています。
この間は暗証番号で解錠して入館してください。

○予約時間を厳守して下さい。
○備え付けの使用簿に必要事項を漏れなく記入して下さい。
○装置にトラブルが発生した場合には,速やかに設備管理者へ申し出て下さい。
○過失による装置等の破損や不具合に対しては,修理費を請求することがありますので,ご了承下さい。

依頼測定

マトリックス支援レーザー脱離イオン化四重極イオントラップ飛行時間型質量分析装置:MALDI-QIT-TOF/MS Shimadzuを用いた依頼測定を受託しています。サービスの内容は以下のとおりです。

  • MS分析
  • MS/MS分析(MS/MS分析にはMS分析が伴い、それぞれ料金が発生します。)
  • Mascotによるタンパク質の検索
    (※前処理は全て依頼者様側で行ってください。)

サンプルによっては対応できないものもございますので、まずはスタッフまでご相談ください。

     
スタッフ メール 連絡先
山口 信雄 cgswww at hiroshima-u.ac.jp
メールアドレス(at)は@に
読み替えてご使用ください。
082-424-4630

ご利用の流れ

料金について

依頼内容 料金
MS測定 4,400円
MS/MS測定 4,800円
Mascot検索 400円

その他の注意事項

○結果をお返しするまでに日数をいただくことがあります。余裕をもってご予約ください。
○結果データはメールに添付してお返しします。データの見方は柿を参照にしてください。
○サンプルの条件、機器との相性によってデータが出ないこともありますのでご了承ください。(データが出ない場合は再度測定を行います。)
○データが出ない場合でも料金は発生します。
○サンプルの返却を希望される場合は事前にお申し付けください。
○感染性の可能性のあるサンプルは受付できません。
○サンプルの受付は月曜日~金曜日の9時~15時です。

結果データの見方

データはShimadzu社製のLaunchpadというソフトがパソコンにインストールされていないと見ることができません。ソフトがご入用の際はご連絡ください。ソフトが入ったCD-ROMをお渡しします。CD代は実費(70~100円)でいただきます。
なお、ソフトはWindowsのみ対応です。もしご自分のパソコンで使用できない場合は、当施設の共通パソコンにソフトが入っておりますのでそちらをご利用ください。

  • メールに添付ファイルが届く
    (結果データは1サンプルにつき7ファイルあります。)
  • すべてのファイルを1つのフォルダにまとめ,パソコンのローカルディスク(C)もしくはUSBメモリに保存する。
  • LaunchpadのMALDI-MSを起ち上げる。
    (以下、サンプル持ち込みの際にお渡しする「データの読み込み」参照)

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